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トレーニングイメージ

入院中の筋力低下、入院中にも使いやすいトレーニンググッズや管理しやすい栄養補助食品

 入院生活において筋力低下は避けられません。短期間の入院はもちろん、数か月に及ぶ入院や自宅療養期間の中で何もせずにいると大幅に筋力が低下します。

 原因としては、病状や薬の副作用によるものもありますが、大きな要因としては圧倒的に運動不足になることが原因です。

 入院中は、生活の基本がベッド上なので体を動かす機会がとても少なく、ありとあらゆる筋力が落ちてしまいます。入院中に筋力を維持するのはとても大変なことです。

 例えば、意識的に病棟内を散歩(ウォーキング)したとしても、よほどハードに歩き回らない限り、たいした運動にはなりません。

 もちろん理由があります。ウォーキングの場合に、よほどハードに歩き回らない限り、たいした運動にならないのがなぜかというと、まず一つが病棟内に傾斜や段差がないことです。病棟内は当然、車いすでの移動や点滴スタンドを引きながら歩くことが想定されていますから、段差はもちろん、傾斜もほとんどありません。

 もう一つの理由は、病棟内の通路を歩くことが原因です。決して広くはない通路をウォーキングすることで、相対的に歩くスピードが落ちてしまいます。当然、病棟内を早歩きするのは他の患者さんにとって危険なのでできません。1日中ベッド上で過ごし、体をほとんど動かさないでいる生活の中で、ゆっくり30分程度ウォーキングしたところで、入院前の筋力を維持するのは到底不可能です。

 仮に、ウォーキングだけで体力や筋力を維持するのであれば、看護師さんから許可をもらい、階段の上り下りも取り入れたり、ウォーキング専用のコースが病院内にあればそれを活用するなどして意識的に運動量を増やさなければなりません。

 病気やケガで入院したからには、現状を受け入れなければなりません。入院前の体力・筋力に戻すためには必ず努力が必要になります。残念ながら、ラクはできません

 しかし、病状など安定してくれば、リハビリ・筋トレに取り組む時間はあります。病院から提案されるリハビリをこなすのも良いですが、ここで自分からトレーニングに取り組める患者さんは、他の患者さんに差をつけます。体力・筋力はもちろん、なぜか元気になるのが早く、病気など回復するのも早かったりします。

 病気やケガで入院している中、自分から進んでリハビリや筋トレに取り組むのは大変なことですが、習慣化できるようになれば入院生活は大きく変わります。そして、入院中に頑張るからこそ退院後にラクできます

 そこで、習慣化し、継続できるよう、入院中でもトレーニングやリハビリを続けられる思考法や、病院、自宅でも使いやすいお手軽・静音なアイテムの紹介をしていきます。また、入院中は筋肉をつくるたんぱく質が不足しがちですが、入院中でも手軽にたんぱく質を補給できるアイテムも紹介します。

入院中に筋力低下させないための思考法

 下の記事では、入院中の筋力低下の原因についてさらに詳しく解説しています。また、入院中にトレーニングすることのメリットなども紹介して、思考から変えて、リハビリ・筋トレに取り組んでいけるよう提案しています。

筋トレグッズ

 次の記事では、病院でも使いやすい軽量・コンパクトな筋トレグッズを紹介しています。特に大部屋の場合は、ちょっとした物音でもトラブルになりかねませんので、静音のアイテムがおすすめです。

 記事で紹介しているアイテムは、筆者も入院中に使っていたもので、退院してからのトレーニングにも役立っているものです。コスパもすごく良いのでおすすめのアイテムばかりです。

入院中でも管理しやすい、プロテインバーなどの紹介

 次の記事では、入院中でも管理(保管)しやすく、手軽にたんぱく質を補給できる食品を紹介しています。

 プロテインバーをはじめ、粉末のプロテインや飲料など。特に、病室の床頭台の冷蔵庫は小さく、温度もあまり下がらないため、常温保存可能で消費期限も長い食品(未開封の場合)は、入院生活の中では重宝します。

 また、しっかりとリハビリや筋トレをする患者さんの場合、病院食だけではたんぱく質の摂取量が足りません。医師や栄養士さんへの相談は必要になりますが、トレーニングの効果を無駄にせず最大限に発揮するためにも、できる限りたんぱく質の摂取量は増やした方がいいです。

 

リハビリ・筋トレが習慣化できたら

 リハビリ・筋トレを毎日のようにやっていると、看護師さんに声をかけられることも増えてきます。そして、トレーニングを習慣的に行えるようになっている頃には、心に余裕ができています。

 心に余裕ができたら、日ごろお世話になっている看護師さんに感謝や労いの気持ちを伝えてみることをおすすめします。

 次の記事で、具体例とともにほめ方について解説しています。一見すると自分のことではないようですが、他人をほめることで、さらに自分の心に余裕ができます。心の余裕は、リハビリ・トレーニング以外にも、充実した入院生活を送るきっかけになります。ちょっとしたことですが、やってみることをおすすめします。

モテるために筋トレしている患者さんへ

 どんな理由であれ、入院中に習慣的に筋トレをしているのは素晴らしいことです。せっかくモテるためにやるのなら、本気でモテる努力をすることをおすすめします。入院中、習慣的に筋トレをできるような患者さんなら簡単にできることです

 下に記事で、看護師さんとの会話や、患者さんの外見的なところなど、実際にモテていた患者さんや看護師さんの意見、恋愛術などから解説しています。